東京都が実施する海外留学支援制度「東京グローバルパスポート」は、2026年度から大学生等を対象に本格的に展開されます。
対象国にはカナダも含まれており、短期・中長期の留学で最大295万円の補助金を受けることができます。
大学生や大学の国際交流担当者にとって、留学計画を支える重要な制度です。
東京グローバルパスポートとは?
東京都が実施する海外留学支援制度
東京グローバルパスポートは、東京都が創設した大学生等向けの海外留学費用支援制度です。
対象となるのは、以下の教育機関に在籍する30歳以下の学生です。
- 大学・大学院
- 短期大学
- 高等専門学校(専攻科を含む)
- 専修学校(専門課程)
制度の目的は、グローバル人材の育成です。
単なる語学習得ではなく、探求活動や異文化体験を通じて主体性を育て、帰国後は「アンバサダー活動」に参加し、次世代の学生のサポートに積極的に取り組むことが求められます。
カナダ留学で受けられる支援内容

※金額は概算です。実際の補助額は期間や条件により異なります。
グローバルパスポートを利用すれば、費用の一部が支援対象となり、海外留学の最初の一歩を踏み出しやすくなります。
短期コース(28日以上4ヶ月未満)
- 一律 70万円(定額支援)
中長期コース(4ヶ月以上1年以内)
- 渡航費等準備金:35万円(定額)
- 授業料:上限80万円(実費、請求書・支払証明書が必要)
- 現地活動費:月額15万円(滞在費・食費・交通費等)
- 合計上限(12ヶ月の場合):最大295万円
応募要件(学生側)
応募者は、主に以下の要件を満たす必要があります。
- 日本国籍を有し、30歳以下(2026年4月1日時点)
- 東京都内に1年以上在住している生計維持者(原則父又は母)がいること
- GPA 2.5以上(4.0満点中)
- 語学力はCEFR B1以上が推奨(英検2級、IELTS4.0〜5.0相当)。ただしA1・A2レベルでも応募は可能だが、B1以上のスコア取得へのチャレンジが必要
- 他の金銭給付型の留学支援との併用は不可(併願は可)
留学計画の条件
語学学習のみは対象外であり、探求活動(インターン、ボランティア、フィールドワークなど)を含める必要があります。
また、中長期コースでは受入機関からの在籍確認が必要など、大学・東京都・留学先の3者が連携して進む制度になっています。
ここで、全体の流れを整理しておきましょう。

※実際の手続きや時期は大学により異なる場合があります。
まとめ
- 語学学習のみは対象外
- 探求活動の例:インターンシップ、ボランティア、フィールドワーク、講義受講、プロジェクト型学習など
- 留学開始時期:
- 短期:2026年7月20日〜12月31日の間に開始、2027年3月31日までに帰国
- 中長期:2026年7月20日〜2027年3月31日の間に開始
- 外務省の危険情報レベル「2」以上の地域は対象外
応募スケジュール(2026年度)

- 募集開始:2025年12月頃予定(新1年生は2026年4月)
- 応募締切:2026年2月27日17時(新1年生は4月22日)
- 審査:短期コースは書面審査のみ、中長期コースは書面+面接
- 採否通知:短期は6月上旬、中長期は6月下旬予定
まとめ|カナダ留学と東京グローバルパスポート
- カナダ留学も対象、短期は70万円・中長期は最大295万円の支援
- 語学だけでは不可、必ず探求活動を組み込む必要あり
- 学生は語学力などの要件を満たすこととともに、魅力的な留学計画書の作成が重要
- 大学や受入機関も「受入許可書発行」「在籍確認」などに対応する必要がある
東京都グローバルパスポートを活用すれば、費用面の負担を大幅に軽減しながらフィリピン留学を実現できます。詳細は東京都の募集要項を確認し、早めの準備を進めましょう。
「自分は条件をクリアできるのか?」「どの学校が対象になり得るのか?」と迷ったら、まずはご相談ください。
JP留学では、この制度の要件を満たせる大学やプログラムのご紹介も可能です。
「自分は対象になるのか?」と迷ったら、まずは一度ご相談ください。
LINE・メールからすぐにお問い合わせいただけます。